Special interview

種をまく旅人〜蓮華にかがやき〜 生産者スペシャルインタビュー

株式会社米澤農園

住所:石川県金沢市才田町丁16番地1
作物:れんこん、ラッキョウ

人生は自分次第!厳しくつらい状況でも常に前向きに!

種まく旅人~華蓮のかがやき~』の撮影で圃場をお借りし、実際にれんこん畑の泥の中での歩き方などをアドバイスいただいた、株式会社米澤農園の米澤社長にインタビューしました!常に明るく、小学校などで食育講演もされています!

Q1.農業をはじめたきっかけはなんですか?

れんこん畑の借入金が5,000万程度残っている状態で、それまで営農していた父がガンになりました。当時、柔道整復師(接骨院)の免許を取り病院での研修が始まった初日に、両親から「仕事を辞めて畑を継いでほしい」と言われ悩みましたが、学校に行けたのは両親のおかげだと分かっていましたので、翌朝「仕事辞めてくるよ」と伝え半年後に就農しました。

Q2.栽培している農作物と、その種植え・収穫について教えてください。

れんこんとラッキョウを栽培しています。れんこんは主に8月から翌年4月まで出荷があり、種植えの時期は4月~5月です。ラッキョウは5月下旬~6月いっぱいの出荷で、種植えが7月にあります。れんこんとうまく作業時期がズレているのと、当時農協から頼まれたのもあって選びました。れんこんは25年作っていますが、ラッキョウはまだ4年目なので失敗ばかりです。

Q3.農法へのこだわりは何かありますか?

れんこんは深さ50センチから80センチととても深い泥の中にできるため、肥料がうまくその深さまで入りません。ですので、収穫後土壌がやわらかいうちに御礼肥えを散布しています。深いところの土を調べたら、養分が少なかったのがきっかけです。また、れんこんの種は少なめで栽培しています。れんこんは葉っぱが大きく、種を多めで作るとすぐ葉っぱが重なって、下になった葉っぱが光合成できにくいため、このようにこだわっています。

Q4.農業の魅力を教えてください。

いいものが作れた時やお客さんが望んでいる品物を提供できた時です。 農業だけではありませんが、仕事って面白くないときが誰でもあると思います。『今楽しくないならどうやったら自分が楽しくなるか?』それを考えて実践する。そこに人間の知恵の醍醐味があると思います。

Q5.新規就農・跡継ぎを考えている方に何かアドバイスはありますか?

「農業なんて無理」「お前にはムリだ」いろんな決めつけを聞きました。就農するにあたっていろんな決めつけをする方がいます。私も以前は言っていました。しかし、問題は自分がどれだけ好きでやれるか?だと思います。好きならどんな厳しい状況でも諦めることなく続けられます。農業だけではなくどんな仕事も一緒、最後は自分次第だと思います!

<必見!生産者おすすめの美味しいれんこんの食べ方!>

レンコンステーキ!いまもっともハマっています。油をひいたフライパンの上に分厚く切ったレンコンを並べて蓋をかぶせ、中火でゆっくり蒸し焼きにします。塩で食べ、味変はポン酢でどうぞ!

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